きれい仕上げのススメ

タイピングベースで行っている文字起こしの形態は、ケバ取り雰囲気再現型・きれい仕上げ・記録型・素起こしの4種類があります。
それぞれの細かな特徴については、ホームページ内の『完成品サンプル』欄に記載しておりますが、本日はその中から弊社が推奨している『きれい仕上げ』について改めて紹介させていただこうと思います。

きれい仕上げを簡単に説明すると、ケバ取り雰囲気再現型に加えて『い抜き』『ら抜き』『さ入れ』の修正、さらには助詞の補完を行うサービスです。
記録型に比べて、程よく口語(話し言葉)も残すことで書籍や記事を書く際に大変有効な形で仕上がります。
『整文/修文』という点においては、近年話題のChat GPT(チャットGPT)が得意としているものの一つでもあり大きな注目を浴びていますが、やはりAIである以上、機械的で無機質な文章になってしまいます。
また、整文によって重要な文言が省かれてしまったり、単純に語尾を『です・ます調』に変換するだけでは大きな語弊が生じてしまう危険性も否めません。
特に私たちタイピングベースは、いただいた音声データをむやみに文字起こしするのではなく、案件のバックグラウンドやご依頼いただいたお客さまの会社概要などを可能な限り読み取った上で作業を行っております。
そうすることによって、形式にとらわれることなくさまざまな用途に沿った品を提供することができ、
ケバ取り雰囲気再現型の場合プラス1分30円追加するだけで、お客さまが自ら納品物の手直しをしなければならないといった負担を軽減することが可能となります。

きれい仕上げ
ゆっくりプラン1分129円
レギュラープラン1分229円
特急プラン1分329円
納期もプラスでお日にちをいただくこともございません。

きれい仕上げでの依頼が入ると、自宅の一室はあっという間に編集室へと様変わりし、本来テープリライターであるはずの私たちも編集者の一員に成り代わります。
やがて書籍や雑誌・ウェブサイトなどに掲載され、数多くの読者の目に留まることとなる文章。
その大きな第一歩を担う者として、細部に至るまで気を配りながら、私たちは日々奮闘しております。
話者の意図を崩さずに整文することはもちろん、これまでお客さまが出版されてきた書物や過去の納品物と照らし合わせながら改行や漢字表記を近寄せるよう心掛けております。
お客さまに完成品をお渡しすることがゴールではなく『その先』を常に意識しながら、日々の出来事や人の想いを、メディアを通して広めるためのお手伝いをする。
そして、お客さまのプロジェクトの成功を祈り、お客さまの業務を軽減したい、残業を減らしたいという気持ちで文字起こし作業を行っています。
その徹底力こそ、心を持つ人間が成せる最大の強みです。
それらを鑑みると、どんなに人工知能が発達しているとはいえ、全面的に頼りきってしまうのは時期尚早だと言えるでしょう。
十人十色それぞれの人生で培った経験と思考があるからこそ、人の心を動かす唯一無二の文章を綴ることができるのです。

AIの進化によって『文字起こし(テープ起こし)』という仕事は、近い将来なくなると囁かれています。
しかし、私たちは決してそうは思いません。
人生とは「人がこの世で生きていくこと」を指します。
言葉も感情も持たない機械に任せて、楽をして生きていくことではありません。
もちろんAIと共存していく未来になると予想されますが、私たちタイピングベースは、Chat GPTを始めとする人工知能が、いかなる進歩を遂げようとも自らの力を信じ、自らの価値を高め、丹精込めて一つ一つ手作業で創り上げています。
だからこそ、お客さまの作品が世に放たれたときの喜びもひとしおであり、この分かち合える喜びこそが、人と人の間にのみぞ生まれ得る付加価値の一つだと考えています。

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